四国8の字ネットで要望 濵田高知県知事、整備推進を要請

[caption id="attachment_14436" align="alignleft" width="300"] 財務省の進藤政務官に要望書を手交する濵田高知県知事[/caption]

高知県と四国横断自動車道高知県建設促進期成会(会長=中平正宏四万十市長)、四国8の字ネットワーク整備促進四国東南部連盟(会長=横山幾夫安芸市長)は1月30日、四国8の字ネットワーク早期事業化等を求める政策提言を行った。

当日は濵田省司高知県知事、両団体の会長である中平四万十市長と横山安芸市長のほか、未事業化区間の首長を代表して中平富宏宿毛市長、竹﨑和伸奈半利町長、常石博髙田野町長、黒岩之浩安田町長が財務省と国土交通省を訪問。進藤金日子財務大臣政務官、吉岡幹夫技監と面談した。

提言に当たっては、濱田高知県知事が提言書を手交。計画段階評価完了区間の四国横断自動車道・宿毛和田~宿毛新港間、阿南安芸自動車道・奈半利~安田間の早期事業化のほか、事業中箇所の早期開通、補助事業箇所の予算確保を求めた提言書の内容を説明した。

濱田高知県知事は元日に発災した能登半島地震について言及し「地震による孤立防止を考え、国土強靱化実施中期計画の規模も関係してくるが、地方道レベルも計画的に整備を加速していく必要がある」と指摘。南海トラフ地震が想定される中、「県外からの救援部隊の進出等のためにも8の字ネットワークの整備促進をお願いしたい」と要請した。

進藤政務官は「24年度執行可能予算は今年より多くなっており、今後の個所付けについては国交省と良く相談していただきたい」と応じたほか、吉岡技監は「地震発災時の道路の啓開計画について、一緒に頑張っていきたい。幹となる幹線道路の整備は早く進めたい」と提言内容に理解を示し、前向きに取り組む姿勢を強調した。

パーマリンク