鹿児島県高規格幹線道路建設促進協議会(会長=伊藤祐一郎鹿児島県知事)の16年度総会が先月15日、鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテルで開催され、東九州自動車道及び南九州西回り自動車道の16年度の事業計画、収支予算などを審議した。
総会には、鹿児島県の布袋嘉之副知事や、渋谷俊彦出水市長、前田終止霧島市長など、両自動車道関連市町の首長ら約45人が出席。
冒頭、布袋副知事は「両自動車道の整備により、沿線地域で生産性の向上や民間投資の誘発など、地域経済が活性化することや、道路関係予算総額が安定的に確保され、予算が重点配分されるよう国等へ強く訴えることが重要」と伊藤知事の挨拶を代読した。
16年度の事業計画では、南九州地域の高規格幹線道路網の早期完成を図るため、老朽化対策と長期安定的な道路整備に必要な17年度道路関係予算総額を増額することなどを、国に要望していくことを決めた。
特に、東九州自動車道・志布志~鹿屋串良JCT間の供用予定年次の明示及び早期完成、夏井~志布志間の整備推進などと、南九州西回り自動車道・阿久根川内道路の整備推進、芦北出水道路、出水阿久根道路の早期完成など、関係団体で積極的に協力し、整備促進に努めていくことなど、満場一致で承認した。