国への積極的な要望を確認 南九州道 15日に総会開催

[caption id="attachment_13447" align="alignleft" width="300"] 早期整備と4車線化に向け運動を展開することを確認[/caption]

南九州西回り自動車道建設促進協議会(会長=塩田康一鹿児島県知事)は15日、鹿児島市内で2023年度総会を開き、南九州西回り道のミッシングリンク解消や暫定2車線区間の4車線化に向け、国土交通省等へ積極的に要望活動を展開していくことを決めた。

冒頭、塩田会長は「南九州西回り道は九州縦貫道や東九州道とともに広域的な高速交通ネットワークを形成し、九州の一体的な浮揚、発展に大きく寄与する重要な道路」であると挨拶した。

更に令和2年7月豪雨の事例に言及した塩田会長は「熊本県芦北地域で通行止めとなった国道3号の代替路として南九州西回り道が活用され、災害時のダブルネットワークの効果が十分に発揮された」と指摘。「国道3号とのダブルネットワークを構築することが求められており、その実現に向け長期かつ安定的な道路関係予算の確保と南九州西回り道への重点配分が重要」と述べ、協議会として整備促進に全力で取り組む決意を示した。

議案審議では、22年度事業・収支決算報告、23年度事業計画案・収支予算案を了承。23年度事業計画案では、芦北出水道路(水俣IC~出水IC間)と阿久根川内道路(阿久根IC~薩摩川内水引IC間)の早期完成、阿久根川内道路の全区間での用地取得や工事着手など更なる整備推進のほか、暫定2車線区間の4車線化では優先整備区間の美山IC~伊集院IC間の整備促進、八代南IC~日奈久IC間の早期事業化等を国等へ要請していくことを決めた。

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