圏央道 4車線化開通見通し 幸手~五霞間「25年春」など

国土交通省関東地方整備局、埼玉県、茨城県、千葉県、NEXCO東日本は4日、首都圏中央連絡自動車道4車線化(久喜白岡JCT~大栄JCT)連絡調整会議を開催。事業の進捗が報告されたほか、幸手IC~五霞IC間、つくば中央IC~つくばJCT間、つくばJCT~牛久阿見IC間、阿見東IC~稲敷IC間の4区間の4車線化開通見通しの見直しが確認された。

幸手IC~五霞IC間4・2㌔は「2024年度まで」とされた4車線化の見通しを「25年春」に変更。同区間は24年8月下旬に上下線とも左側の走行車線を走る「外々運用」に切り替わり、現在は舗装工事が進められている。

つくばJCT~牛久阿見IC間7・6㌔は湧水で舗装工事が遅延。阿見東IC~稲敷IC間6・0㌔は資材調達の遅れが工事着手の日程に響き、いずれも「24年度まで」の見通しが「25年夏」に繰り下がった。

つくば中央IC~つくばJCT間4・3㌔は盛土材の性状改良や、近接する小中学校の登下校時間に配慮した施工計画に見直したことで、「24年度まで」としていた見通しを1年延ばして「25年度」の開通とした。

残る区間についても、既に全区間で工事に着手しており、同会議では借地契約などの課題も解消しつつあることが報告された。「今後、資機材の調達や工事の入札不調等の課題はあるものの、26年度までの4車線化開通を目指す」とされた。

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