国土交通省関東地方整備局は20日、3月29日に開通した首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・久喜白岡JCT~境古河IC間(延長19.6㌔)の開通後1週間の交通量を発表した。
開通翌日の3月30日~4月5日の1日の交通量の平均値は約5300台。11年5月に開通している白岡菖蒲IC~久喜白岡JCT間は、開通区間が延びたことで9200台/日となり、前年同週と比較し、2400台/日増加した。東北自動車道・久喜IC~加須IC間、岩槻IC~蓮田スマートIC間は同比較で大きな変化はなかった。
周辺道路の交通状況は、開通区間の五霞ICにアクセスする国道4号春日部古河バイパスは4車線で開通しており、交通量が増加。隣接・並行する県道結城野田線では、交通量が減少。開通区間等への転換が図られている。
14年の工場立地件数、面積は茨城県が第1位。今回の開通区間でも沿線に物流施設や工場立地など、民間の投資が喚起され、沿線企業からは、移動時間短縮の実感や、業務効率の向上、市場への運搬回数の増加などに期待するとの声があがっている。また、地域間の移動時間短縮や、沿線観光地への来場客の増加等の開通効果がみられた。