[caption id="attachment_2585" align="alignleft" width="211" caption="中日本名古屋支社・CEP(セップ)のパンフレット"][/caption]
今年1月から9月までの9カ月間に日本を訪れた外国人観光客は1448万人となり、早くも昨年の1341万人を上回る過去最高を更新したことが、観光庁の調べで分かった。このペースでいけば「1900万人に届きそうな勢い」(田村明比古長官)で、ますます国内観光需要の高まりが期待される。高速道路を利用した周遊観光へ外国人観光客を取り込もうと、NEXCO東日本、中日本では新たなプランを企画。更なる需要喚起に努める。
●NEXCO東日本東北支社
NEXCO東日本東北支社と宮城県道路公社は、レンタカー会社3社と提携し、東北地方を訪問する外国人旅行者を対象に、11月1日~来年10月13日まで、2日~最大14日間、東北地方の高速道路が乗り放題になるドラ割「Tohoku Expressway Pass」(東北エクスプレスウェイパス)を販売する。
対象になるのは、外国のパスポートを所持又は、外国に永住権を持つ日本人で、トヨタレンタリース宮城、同仙台、ニッポンレンタカー東北の提携レンタカー会社3社のETC搭載普通車を利用した場合に限る。価格は、2日間4千円、7日間8500円、14日間1万2千円など。
対象の周遊エリアは、東北道・白河~青森、秋田道・北上JCT~能代南、日東道・岩城~河辺JCT、山形道・村田JCT~月山などのほか、青森道、八戸道、釜石道、東北中央道、三陸道、仙台東部道路の全区間など、東北6県の高速道路が何回利用しても、一定額で乗り降り自由になる。
申し込みは、提携レンタカー会社取扱店舗窓口。その他の問い合わせ先は、同社お客さまセンター電話0570(024)024。
●NEXCO中日本名古屋支社
NEXCO中日本名古屋支社は11月1日から、現在販売中の訪日外国人向け高速道路乗り放題パス「Central Nippon Expressway Pass」(CEP『セップ』)の乗り放題エリアを、京都エリアまで拡大すると発表した。また、販売期間も当初16年3月31日までから、同年10月31日まで延長した。
今回新たに拡大するエリアは、名神高速道路・八日市IC~京都南IC間と、新名神高速道路・甲賀土山IC~草津JCT間。同社は、白川郷、金沢、富士山など、中部エリアの観光地への訪日外国人の誘客につなげる。
CEPは、訪日外国人を対象とし、レンタカー会社からETC車を利用することで、中部地域の高速道路の周遊エリアが、定額で2日間~14日間乗り放題になるというもの。販売価格は2日間5千円、5日間8千円、14日間1万6千円など。
申し込み方法は、利用開始までに、CEPを取り扱うトヨタレンタリース、ニッポンレンタカー、タイムズモビリティネットワークスなどのレンタカー会社76店舗から申し込む。その他、詳細は同社HPで、英語、中国語、韓国語版で掲載している。