外環道・大泉JCTでシールドマシン発進式 関越~東名間完成へ前進

[caption id="attachment_10287" align="alignleft" width="300"] 大泉JCT予定地で行われた発進式(提供=東京外環プロジェクト)[/caption]

東京外かく環状道路(外環道)の都内未整備区間のうち事業中の関越~東名において、大泉JCTより南側に向かって、本線トンネルのシールドマシンが1月26日、発進した。

同日行われた発進式には石井啓一国交相、小池百合子東京都知事、小畠徹NEXCO東日本社長、宮池克人NEXCO中日本社長などが出席。石井国交相が「国土の大動脈を繋ぐプロジェクト。一日も早い開通に向け取り組む」と挨拶。小池知事も「外環道は首都圏の交通や物流の大幅な効率化に資する。関係機関と連携し、用地取得等を支援していきたい」と述べ、早期整備に期待を示した。

今回発進したシールドマシンは、NEXCO東日本の「本線トンネル(南行)大泉南工事」と、NEXCO中日本の「本線トンネル(北行)大泉南工事」のシールド2機。関越・大泉JCTから南方の約7㌔を2年半かけて掘削。深さ40㍍以上の大深度地下空間を活用して、片側3車線のトンネルを整備する。

既に17年2月に掘削が始まった東名側からのシールドマシンと井の頭通り付近で接続することで、関越から中央道を越えて東名を結ぶ延長約16㌔の新たな大動脈が誕生する。

東名以南については、まだ事業化の目処が立っていないが、式典の会見で石井国交相は「環状道路としての機能を最大限発揮できるよう、東名以南の具体化を進めていく」と前向きな姿勢を示した。

パーマリンク