奈半利安芸道路・安田~安芸間設計協議 初の合意で20日に調印式

[caption id="attachment_15259" align="alignleft" width="300"] 安田~安芸間で初の合意を迎えた[/caption]

四国8の字ネットワークを形成する阿南安芸自動車道の一部、奈半利安芸道路(安田~安芸)で、高知県安芸郡安田町安田西地区(延長2・1㌔)の設計協議が合意に達し、20日に安田町役場で調印式が行われた。安田~安芸間の設計協議の合意は初めて。道路用地が確定し、今後、用地測量調査や用地交渉の手続きが進められる。

奈半利安芸道路の安田~安芸間は安田町東島~安芸市伊尾木の延長9・1㌔。四国8の字ネットワークとして、南海トラフ地震発生時に住民の避難や緊急物資の輸送を支える「命の道」と期待されている。物流拠点や空港、高次救急医療機関などへのアクセスを向上し、高知県東部地域の産業振興や観光振興、緊急輸送など医療活動を支援。2022年度に事業化された。

区間内には安田IC、安芸東ICが設けられる予定。設計速度80㌔の2車線(幅員12㍍)自動車専用道路。全体事業費は約490億円を見込む。

調印式では四国地方整備局土佐国道事務所の森山崇所長、高知県の横地和彦土木部長、黒岩之浩安田町長、奈半利安芸道路(安田~安芸)安田町工区対策協議会の齊藤 仁信会長が出席。森山所長は3月に新規事業化された奈半利~安田も含め「1日も早い奈半利安芸道路の開通を目指し、関係者の方々と事業をしっかり推進していく」と早期整備に決意を示した。

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