守山スマートIC地区協議会(国土交通省、NEXCO中日本、愛知県、名古屋市で構成)は3月24日に開通した東名高速道路・守山スマートICにおける開通後6カ月の利用状況及び整備効果について11月14日発表した。
開通後約6カ月の平均利用台数は約5700台/日、月ごとの利用台数は概ね増加傾向(4月平均約4700台/日→9月平均約6500台/日)、利用台数の累計は100万台を突破した(9月末累計約108万台)。
整備効果としては、名古屋市が官民連携によりひと、自然、科学がとけあう環境の創造を目指す「志段味ヒューマン・サイエンス・タウン」としてまちづくりを進めている守山区志段味地区における東名ICへの10分圏域カバー率が、スマートIC整備前の5%から100%に拡大し、商業施設の集客、商圏の拡大や新規開発(出店)の促進など、地域の活性化への貢献がみられる。
また、名古屋市が進めている「なごやサイエンスパーク事業」の中で、研究開発型の民間企業が集積する団地「テクノヒル名古屋」から最寄りICへのアクセス時間が約7~12分短縮し、輸送効率の向上や移動コストの削減など地域企業の生産性向上に寄与していると考えられる。
さらに利用ICが分散化し、主要渋滞区間(国道19号・302号)等を主なアクセス経路とする東名・春日井ICや名二環のIC(松河戸・小幡・大森)の利用交通量の減少などがみられた。