小野寺青森市長と沿線6首長ら ネットワーク化へ整備促進訴える 国交省・森技監に要望活動

[caption id="attachment_5838" align="alignleft" width="300" caption="国交省・森技監と要望書を手交する小野寺青森市長ら要望団"][/caption]

小野寺晃彦青森市長が会長を務める、青森地区国道協議会、県街路事業促進協議会、県市町村道整備促進期成同盟会、県東北縦貫道八戸線建設促進期成同盟会(事務局=青森市)は6日、国土交通省の森昌文技監を訪ね、全国で唯一、同一県内の20万人以上の都市が高規格幹線道路で結ばれていない東北縦貫自動車道八戸線(青森~八戸間)、津軽自動車道(柏~浮田等)、下北半島縦貫道路、西津軽能代沿岸道路の整備促進などを求める要望を行った。

分断されている津軽半島、下北半島、八甲田連峰を高速道路ネットワーク化することで地域間交流を深めようと、沿線から6首長らが同行し、財特法の補助率等の嵩上げ措置継続や、老朽化する道路ストックや防災・震災への対策を充実するための予算確保も求めたほか、地域の暮らしを守り、活性化を図る道路予算の確保として、「雪寒法に基づく積雪寒冷特別地域道路交通確保5カ年計画について18年度以降も作成し、除雪等の補助の特例措置を継続するよう」求めた。

要望団は、森技監と冬期の厳しい道路状況について意見を交わした後、未事業化区間が1区間となっている津軽道に言及し、1日も早い事業化を要請。森技監は「しっかり対応したい。アクセス道路とセットで計画し、進めていけるよう工夫して頂きたい」と応えた。また、雪寒5計については「温暖化で全体の降雪量は減っているが、一度に降る雪の量はむしろ増えて、〝ゲリラ豪雪〟となっている」と指摘し、「安全・安心な暮らしのためにも地域のデータをとって、説得力のある理論武装で臨んでほしい」とアドバイスした。

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