[caption id="attachment_4628" align="alignleft" width="300" caption="大野国交政務官に要望書を手交する尾﨑高知県知事"][/caption]
尾﨑正直高知県知事と中平正宏四万十市長、大西勝也黒潮町長は先月26日、国土交通省を訪問し、四国横断自動車道の佐賀~四万十間の早期事業化など、四国8の字ネットワークのミッシングリンクの早期整備を求める要望活動を実施した。
尾﨑知事らは、大野泰正国土交通政務官、石川雄一道路局長と面談し、要望書を手交。
地域の経済活動を支え、南海ドラフ地震時の「命の道」となる四国8の字ネットワークの整備は急務であるとし、四国横断道・宿毛~内海間などの計画段階評価実施中区間の早期完了、同道・佐賀~四万十間(延長22㌔)など計画段階評価完了区間の早期事業化、県東西部の事業中区間の早期完成を要望した。
尾﨑知事は「佐賀~四万十間の都市計画手続きが完了するので、新規事業化をお願いしたい。地元の市町は高速道路の延伸を見据えて、防災や地域振興に関する取り組みを進めている」と述べ、県東部についても「落石危険箇所や事前通行止め箇所が多く、引き続き整備推進をお願いしたい」と訴えた。大野政務官は「17年度の新規事業化に向け、確約はできないが努力する」と述べ、石川道路局長は「地籍調査をしっかりやることが大事」と述べた。
県は、佐賀~四万十間について、都市計画決定の手続きを進め、先月11日には石井啓一国交相が計画に同意。県は今回の要望活動の翌27日付で都市計画決定した。