山陰西部国道・中国道路メンテナンスセンター開設  中国地方整備局4月1日に

[caption id="attachment_9497" align="alignleft" width="300" caption="山陰地域の道路整備の最前線となる"][/caption]

国土交通省中国地方整備局は4月1日、島根・山口県境以西の山陰道の整理推進のために「山陰西部国道事務所」と、今後急速に老朽化する社会資本の対策を強化するために「中国道路メンテナンスセンター」を新たに開設した。開所式は、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、最少人数で実施した。

中国道路メンテナンスセンターは、中国技術事務所内の〒736-0082広島県広島市安芸区船越南2‐8‐1に開設された。同日は水谷誠中国地方整備局長、藤原博明中国道路メンテナンスセンター長と職員らが出席し、看板設置が行われた。

水谷整備局長は「中国地方における道路施設のメンテナンスの司令塔として、事務所や地方自治体などから、頼りにされる存在となってもらいたい」と挨拶。藤原センター長は「中国地方には約9万5千橋の橋があり、その約9割を地方自治体が管理している。これまでのメンテナンスデータ等を活用し、効率的かつ戦略的な技術支援を行っていきたい」と述べた。

同センターは、直轄国道における橋梁等の健全性の診断等を担当するほか、蓄積されたメンテナンスデータの管理・分析による劣化予測や修繕計画の最適化、新技術の活用などアセットマネジメントによる道路メンテナンスの高度化を推進する。また、道路メンテナンスに係る地方公共団体支援として、施設の健全性の診断・修繕の代行などを担当する。

一方、山陰西部国道事務所は、旧萩市役所第5庁舎の〒758-0041山口県萩市大字江向字江向318‐2に開設。同月15日、水谷整備局長、福島広志山陰西部国道事務所長と職員らが出席し、看板設置が行われた。水谷整備局長は「道路整備の最前線として職務に励んで頂きたい」と述べ、福島所長は「山陰道に近いというメリットを活かし、地域の連携がこれまで以上に強化でき、整備促進に繋がる。職員一丸となって取り組んでいきたい」と述べた。

島根・山口県境から西の山陰道の整備を管轄し、道路計画、環境影響評価、調査設計、用地取得、改築工事を担当する。

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