9/8開通 山陰道 長門・俵山道路 長門湯本温泉~俵山北間 「地域の安全・安心の確保に」

[caption id="attachment_10268" align="alignleft" width="300"] 地元児童らも参加、テープカットなどして開通を祝う[/caption]

山陰自動車道の一部を構成する長門・俵山道路(長門湯本温泉IC~俵山北IC、延長5・5㌔、2車線)が8日午後5時に開通した。

開通に先立ち、ルネッサながと(山口県長門市)で開通式典が開催され、村岡嗣政山口県知事や大西倉雄長門市長、国土交通省、県選出国会議員など関係者約150人が出席した。

村岡知事は「地域産業の振興、救急医療施設への到達時間短縮等、地域の安全・安心の確保に大きく繋がると確信している」と述べた。一方、県内の山陰道供用率は今回の開通を含めても2割に届いていないと指摘し「事業中区間の整備促進、未着手区間の早期事業化に向け、地元の皆様方と連携し積極的に取り組んでいく」と述べた。

長門湯本温泉IC付近で行われた祝賀行事には、関係者らと地域住民など約210人が出席。村岡知事や大西市長らとともに地元の児童がテープカットやくす玉割り、風船を飛ばすなどして開通を祝った。

長門・俵山道路は、線形不良区間の回避、救急活動の支援、災害による通行止めの回避などを目的に、08年度事業着手、12年度より用地取得に着手し、14年度より工事に着手。総事業費は約297億円。

今回の開通により、並行する下関長門線の約160㍍の高低差と急カーブ区間を回避することが可能になり、高低差が約30㍍緩和され、走行性・安全性の向上が期待されるほか、広域周遊観光の活性化を支援するなどの整備効果が期待される。

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