岐阜・三重県建設促進団体 国交省・財務省へ提言 東海環状道西回り区間 全線開通を

[caption id="attachment_12831" align="alignleft" width="300"] 古田岐阜県知事、一見三重県知事が提言書を手交[/caption]

岐阜県、三重県と東海環状自動車道建設促進7団体は10月17日、国土交通省、財務省への提言活動を実施した。古田肇岐阜県知事、一見勝之三重県知事ら要望団は「我が国の産業競争力を強化するとともに、中京圏の高速道路や、国際拠点港湾として日本のモノづくり産業を支える名古屋港、四日市港と一体となって、沿線地域のポテンシャルを飛躍的に高めるために必要な高規格道路」として、ミッシングリンクとなっている東海環状道西回り区間の早期全線開通を求めた。

国土交通省では吉岡幹夫技監、財務省では金子俊平大臣政務官と面談、合同提言書を手交した。提言書では2024年度開通見通しの山県IC~大野神戸IC間(延長18・5㌔)と北勢IC~大安IC間(同6・6㌔)、2026年度開通見通しの養老IC~北勢IC間(同18・0㌔)の前倒し供用が提言されたほか、東回り区間の4車線化等についても盛り込まれた。

古田岐阜県知事、一見三重県知事の提言に対し、吉岡技監は東回り区間など既に開通している区間で沿線地域が行っている利活用策を評価した上で「一日も早い開通を目指す」と発言。金子政務官は「整備のための予算確保に向け、財務省としてもしっかり取り組む。4車線化については引き続き声をあげていただきたい」とした。

促進7団体は東海環状道路建設促進期成同盟会(会長=古田肇岐阜県知事)、東海環状自動車道建設促進岐阜県西部協議会(会長=柴橋正直岐阜市長)、東海環状自動車道建設促進揖斐川流域市町連合(会長=石田仁大垣市長)、本巣・瑞穂・大野・神戸・東海環状自動車道建設促進協議会(会長=藤原勉本巣市長)、岐阜・三重県境間東海環状自動車道建設促進協議会(会長=横川真澄海津市長)、東海環状自動車道三重県区間建設促進期成同盟会(日沖靖いなべ市長)、東海環状自動車道中東濃地域建設促進協議会(会長=藤井浩人美濃加茂市長)で構成。当日、藤原本巣市長、日沖いなべ市長が提言活動に同行した。

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