国土交通省和歌山河川国道事務所（寺沢直樹所長）は13日、京奈和自動車道「紀北西道路」の岩出根来ＩＣ（和歌山県岩出市根来）～和歌山ＪＣＴ（和歌山市）間（延長６・５㌔）を３月18日に開通すると発表。この開通で「紀北西道路」（延長12・２㌔）は全線開通する。開通時刻や開通式典は決まり次第発表。また、これまで仮称だった和歌山ＪＣＴは、同名称に正式に決定した。
京奈和自動車道は、京都、奈良、和歌山の拠点都市を結ぶ延長約１２０㌔の高規格幹線道路。今回の開通により、京奈和自動車道と阪和自動車道が接続し、地域の産業を支援。京奈和自動車道の沿線地域では06年以降、企業立地件数が約１００件増加。
また、和歌山市・高野町エリアでは、和歌山県内の京奈和自動車道開通前と比べ、観光客数が約20％増加。観光地へのアクセスが向上し、さらなる観光客の増加が期待される。さらに、奈良、和歌山両県の柿や、和歌山県のみかんなどは、中部・関東方面への出荷が多く、京奈和自動車道を利用することで、輸送時間短縮による鮮度向上が期待される。
