[caption id="attachment_3693" align="alignleft" width="300" caption="矢巾北中の生徒らも出席して行われた鍬入れ"][/caption]
岩手県と矢巾町などは5月28日、東北自動車道・矢巾PAに連結される「矢巾スマートIC」の着工式を、現地上り線側用地内で行った。県内では初めてのスマートICの着工となる。
着工式では、高橋昌造矢巾町長、国土交通省の清水晃岩手河川国道事務所長や県議会議員ら関係者約60人が出席し、工事関係者や矢巾北中の生徒らと鍬入れなどで、工事の安全を願い着工を祝った。
高橋町長は挨拶で「新たな企業誘致など、まちづくりの根幹を担うスマートICに大いに期待している」と述べた。
矢巾スマートICの整備により、市街地と高速道路のアクセス時間が短縮。市街地から、紫波ICや盛岡南IC間の所要時間が5分短縮し、地域住民の利便性向上や、交流人口拡大による地域活性化のほか、物流の効率化による企業誘致の促進や地域産業の活性化、救急医療機関へのアクセス性向上で、救命率の向上などが期待される。
矢巾スマートICの全体事業費は約18億円。上り線は県道不動盛岡線、下り線は町道堤川目線に連結する。24時間運用。18年3月の供用を予定している。