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「常磐自動車道・東北中央自動車道・東北横断自動車道いわき新潟線建設促進期成同盟会合同大会」が7月30日、東京・平河町の砂防会館別館シェーンバッハ・サボーで開催された。地域住民の生命を守る「命の道」であり、コロナ禍で疲弊した地域経済の復興を支える常磐道、磐越道の早期4車線化やスマートIC整備等による機能強化、相馬~福島間が全線開通した東北中央道の利活用促進に向けたアクセス道路整備に対する財政的な支援を求める大会決議を満場一致で採択した。
合同大会は常磐自動車道建設促進期成同盟会、東北横断自動車道いわき新潟線建設促進期成同盟会、福島県常磐自動車道建設促進期成同盟会、福島県東北中央自動車道建設促進期成同盟会、福島県東北横断自動車道建設促進期成同盟会の5団体が主催。会場には沿線関係者のほか、来賓に地元選出国会議員や国土交通省、NEXCO東日本など関係機関からも多数駆けつけ、総勢70人が参集した。
冒頭、主催者を代表して登壇した内堀雅雄福島県知事が「先日、山形、秋田県を中心に記録的な大雨により甚大な被害が発生するなど、近年、自然災害が頻発化・激甚化している。今年1月の能登半島地震では、災害時における代替路線の確保など、災害に強い高速道路の重要性を改めて認識させられた」と挨拶。「常磐道、磐越道は依然として暫定2車線区間が残っている。高速道路本来が備えるべき安全性、定時性の確保のため不可欠な4車線化の実現を関係機関に強く求めていく」と決意を語った。
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大会では常磐道を代表して遠藤満新地町議会議長、東北中央道を代表して菅野喜明伊達市議会議長、磐越道を代表して清川雅史会津若松市議会議長が意見発表。遠藤智広野町長が決議を発表し、要望活動に移った。
内堀福島県知事ら要望団は国土交通省を訪れ、決議をもとにまとめられた要望書をこやり隆史大臣政務官に手交。内堀福島県知事は「常磐道、東北中央道、磐越道の3高速道路は東日本大震災からの復興・再生、更には地域経済の振興、災害時等の代替性確保に欠かすことができない。特に常磐道、磐越道の機能強化促進は早期にお願いしたい」と訴えた。
こやり政務官は「必要性は十分に認識している。ご要望のスマートICも含め、しっかりと進めていく」と応じ、要望の主旨に理解を示した。
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