宮城県山元町とNEXCO東日本仙台工事事務所は6日、常磐自動車道「山元南スマートIC」を、4月1日午後3時に開通すると発表した。この開通により、震災からの復興、地域の企業活動の活性化、観光集客の増加などが期待される。なお、常磐自動車道を示す高速道路ナンバリング標識「E6」が設置される。
山元南スマートIC(亘理郡山元町坂元上小山)は、常磐自動車道・新地IC~山元IC間に設置。一旦停止型、上下線ともに利用できるフルインター形式で、ETC搭載の全車種、24時間利用可能。山元町道坂元インター線と連結する。総事業費は約23億円(税込)。
山元町坂元地区の市街地が高速道路10分圏内となり、高速道路利用サービスが向上。移動時間の短縮により、同地区や周辺の角田市や丸森町の企業活動がより円滑化する。また、関東方面等からのアクセス性が向上し、新たな集客が見込まれるほか、災害時に強いネットワークの整備や救急医療施設への広域的な搬送時間の短縮、搬送時の安定性向上が期待される。
同スマートIC~仙台空港IC間の通常通行料金は普通車900円、大型車1340円。