[caption id="attachment_10073" align="alignleft" width="300" caption="「精一杯取り組む」と赤羽国交相"][/caption]
常磐自動車道建設促進期成同盟会、福島県東北中央自動車道建設促進期成同盟会、東北横断自動車道いわき新潟線建設促進期成同盟会による中央要望が11日に行われ、3団体会長の内堀雅雄福島県知事は国土交通省、復興庁、自由民主党、公明党、NEXCO東日本を訪問。常磐自動車道と東北横断自動車道いわき新潟線の機能強化と、東北中央自動車道の整備促進を訴えた。要望書を手渡された赤羽一嘉国交相、田中一徳復興相とも「精一杯取り組む」「全力を尽くす」と語り、要望実現に向け強い意欲を示した。
当日は内堀知事に室井照平会津若松市長、矢澤源成三島町長、吉田数博浪江町長、大堀武新地町長らが同行し、赤羽一嘉国交相、田中一徳復興相、二階俊博自民党幹事長、斉藤鉄夫公明党幹事長、小畠徹東日本社長等と面談し、要望書を手交した。
要望書は合同促進大会でまとめられたもので、常磐自動車道の機能強化では、暫定2車線区間の4車線化の優先整備区間に選定された浪江~山元間について、事業化となった浪江~南相馬間の一部区間の早期完成を図るとともに、残る区間の早期事業着手を要望。更に復興・再生、福島イノベーション・コースト構想推進の観点から、広野~浪江間の4車線化の整備に向け「間断なく取り組むこと」と訴えた。
東北横断自動車道いわき新潟線の機能強化では会津若松~新潟中央間の早期4車線化を、東北中央自動車道の整備促進では復興支援道路・相馬福島道路の早期全線供用を訴え、所要予算の確保を求める内容となっている。
内堀知事ら要望団の訴えに、赤羽国交相は「災害時に2車線と4車線では防災力が全然違う。諸課題があるが、精一杯努力する」と前向きに対応していく姿勢を示したほか、田中復興相も「国交省とも連携しながら、要望実現に全力を尽くす」と力強く語った。