[caption id="attachment_8936" align="alignleft" width="300" caption="青木国交副大臣に要望書を手交する阿部長野県知事"][/caption]
三遠南信道路建設促進期成同盟会(会長=阿部守一長野県知事)と三遠南信地域連携ビジョン推進会議は11月20日、合同要望を実施。愛知県東三河地域、静岡県遠州地域、長野県南信州地域の広域連携に資するとともに、災害時の「命をつなぐ道」となる三遠南信自動車道の整備推進を求めた。
当日、阿部長野県知事、牧野光朗飯田市長、宮下智博松川町長、壬生照玄高森町長、市瀬直史喬木村長のほか、連携ビジョン会議から原勉飯田商工会議所会頭らも加わった要望団は国土交通省、財務省を訪問。青木一彦国土交通副大臣、宮島喜文財務大臣政務官に要望書を手交した。
阿部知事は「経済、観光面等のストック効果を高め、更にリニア中央新幹線との相乗効果をもたらす、三遠南信自動車道の整備推進は地域の総意でもある」として、事業化されている飯喬道路、青崩峠道路、佐久間道路・三遠道路と今年度新規事業化された水窪佐久間道路の一層の事業推進、早期開通を訴えた。更に阿部知事は、重要物流道路に指定しての重点整備を求めたほか、道路整備と予防保全を含む老朽化対策等の管理を長期安定的に進めるため、予算の別枠確保、新たな財源の創設も併せて要望した。
青木副大臣は「3県にまたがる三遠南信自動車道は国にとっても大事な道路。しっかり進める」と応じ、宮島政務官も整備予算の確保へ前向きに取り組む姿勢を示した。