[caption id="attachment_2817" align="alignleft" width="300" caption="テープカット・くす玉開披で開通を祝う"][/caption]
復興道路である三陸沿岸道路(延長359㌔)のうち、吉浜IC~三陸IC間を結ぶ「吉浜道路」(延長3.6㌔)が、11月29日午後3時に全線開通した。開通を前に午前10時から、吉浜IC付近(岩手県大船渡市三陸町吉浜)で、岩手県の達増拓也知事をはじめ、戸田公明大船渡市長、県選出国会議員、国土交通省東北地方整備局、沿線関係者ら約300人が出席し、開通式典が開催された。
地元越喜来地区の権現舞や、吉浜千歳地区の明神太鼓披露に続き、達増知事が挨拶で「安全な交通確保はもとより、様々なストック効果が発揮され、地域経済の好循環をもたらすと確信している。関係機関と一体となって、復興道路の早期全通をはじめ、人口減少に立ち向かうため、ふるさと振興の推進に県の総力を挙げて取り組んでいく」と述べた。
その後、県立大船渡高等学校吹奏楽部による演奏の中、関係者らはテープカットやくす玉開披をした。また、地元住民が、親子三代で人力車に乗って開通区間を通り初めした後、関係者の乗った車両や、パトロールカー、救急車が開通パレードを行った。