復興道路・三陸沿岸道路の2区間が開通　沿岸地域の復興を後押し

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■7月28日「唐桑高田道路」陸前高田長部～陸前高田間開通 三陸沿岸道路「唐桑高田道路」（延長約10㌔）のうち、陸前高田長部ＩＣ～陸前高田ＩＣ間（延長６・５㌔）が７月28日午後３時に開通した。災害発生時等の信頼性や三陸沿岸地域の観光振興、医療機関へのアクセス性向上などが期待される。なお、仮称名だった長部ＩＣは、「陸前高田長部ＩＣ」に正式名称が決まった。 陸前高田長部ＩＣ付近で開催された開通式には、達増拓也岩手県知事や戸羽太陸前高田市長、国土交通省の石川雄一道路局長など関係者約１５０人が参加した。 達増知事は挨拶で、大阪北部地震及び西日本豪雨の犠牲者とご遺族に対し、心からお悔やみを述べた後、「震災後事業化され、開通まで６年余りというかつてない早さで整備を進めていただいた。陸前高田市の県境付近から大船渡市北部まで約35㌔が結ばれ、三陸の新鮮な海産物の輸送効率向上や販路拡大による水産業振興が期待される。また、道の駅高田松原などへのアクセス向上で更なる観光客の増加が見込まれ、沿岸地域の復興を後押しする」と述べた。続いて、地域関係者から期待の言葉が述べられ、達増知事など関係者らによるテープカットや走り初めで開通を祝った。 「唐桑高田道路」の唐桑北ＩＣ～陸前高田長部ＩＣ間（延長３・５㌔）は今年度の開通を予定している。

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■8月11日「吉浜釜石道路」吉浜～釜石南間開通 復興道路である三陸沿岸道路の「吉浜釜石道路」（延長14㌔）のうち、吉浜ＩＣ～釜石南ＩＣ間（延長５・０㌔）は11日午後３時30分に開通した。同道路に関連する仮称で呼ばれていた釜石唐丹ＩＣは「釜石南ＩＣ」、釜石南ＩＣは「釜石唐丹ＩＣ」に正式名称が決まった。 ７月28日に開通した「唐桑高田道路」陸前高田長部ＩＣ～陸前高田ＩＣ間（延長６・５㌔）ともに震災後事業化され、着工から６年余りの早さでの開通となった。両区間と合わせ、陸前高田市から釜石市までの40・２㌔が繋がり、沿岸地域の復興の加速が期待される。 開通に先立ち午前11時30分から、吉浜ＩＣ付近で開通式が開催され、達増拓也岩手県知事をはじめ、戸田公明大船渡市長や野田武則釜石市長、佐々木順一岩手県議会議長、国土交通省の池田豊人道路局長、地域の協力団体など関係者約１５０人が出席した。 達増知事は冒頭、大阪北部地震及び西日本豪雨の犠牲者とご遺族に対し、心からお悔やみを述べた後、「重大事故の多い峠部を回避し、通行の安全性が確保されるほか、三陸の海産物の輸送効率向上や、水産業振興が期待される。今後も関係機関と一体となって、早期全通を始め、『三陸復興・創造』に総力を挙げて取り組んでいく」と挨拶した。開通を記念し、関係者らがテープカットをした後、地域住民らが乗った車両が走り初めをした。 「吉浜釜石道路」の残る区間である釜石南ＩＣ～釜石ＪＣＴ間（延長９㌔）は、今年度中の開通を予定している。

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