[caption id="attachment_14757" align="alignleft" width="462"] 斉藤国交相に要望書を手交する後藤田徳島県知事[/caption]
徳島県の後藤田正純知事は8日、徳島県議会徳島南部自動車道・阿南安芸自動車道建設促進議員連盟(会長=岡本富治県議会議員)、徳島県議会徳島自動車道整備促進議員連盟(会長=寺井正邇県議会議員)徳島自動車道四車線化促進期成同盟会(会長=玉井孝治板野町長)と関係市町の首長、市町村議会、商工会と共に、国土交通省や財務省、内閣府、自由民主党本部を訪れ、国土強靱化の実現に向けた社会基盤整備や、徳島南部自動車道と阿南安芸自動車道の早期整備、徳島自動車道の全線4車線化について、国土交通省の斉藤鉄夫大臣や財務省の鈴木俊一大臣、内閣府の新藤義孝特命担当大臣、自由民主党の金子恭之ITS推進・道路調査会長と面談し、要望書を手交した。
後藤田知事は、「四国8の字ネットワークの特に県南部は四国で唯一事業化されておらず、南海トラフ巨大地震や豪雨災害に備えるため、国土強靱化や防災機能の強化は急務である」と強く訴えた。また、岡本会長は、「先般『立江櫛渕・阿南間』において25年度度の開通見通しを公表いただき感謝する。今後、さらに南へ進めていただきたい」、玉井会長は「有事の時に本当の命の道は高速道路だ。ぜひとも4車線化を」などと訴えた。
そのうえで▽阿南安芸自動車道・美波~牟岐間の計画段階評価着手及び牟岐~海部間の新規事業化、桑野道路、福井道路の更なる工事推進、海部野根道路の早期工事着手▽徳島南部自動車道・徳島津田~阿南間の早期供用、立江櫛渕~阿南間の25年度の確実な供用▽徳島自動車道・土成~吉野川SAスマートIC間の4車線化事業のスピードアップと、未事業化区間の井川池田~川之江東JCT間と脇町~美馬間の早期4車線化を要望した。
斉藤大臣は「要望を受け止め頑張りたい」、鈴木大臣は「最近、地震活動が活発化している。財務省としても色々考慮しやっていきたい」と理解を示した。また、新藤大臣は「国土強靱化を計画的に進めていくことが重要であり、しっかりと対応していきたい」、金子道路調査会長は「道路予算をまず確保することが必要である。皆さんの思いをしっかり受け止め頑張りたい」と述べた。