[caption id="attachment_7346" align="alignleft" width="300" caption="石井国交相に提言書を手交する飯泉徳島県知事ら要望団"][/caption]
徳島県は11月15日、徳島県議会徳島自動車道整備促進議員連盟、徳島自動車道四車線化促進期成同盟会と3者合同で、徳島自動車道の4車線化の早期実現に向けた提言活動を実施した。
当日、飯泉嘉門知事をはじめ県議連の木南征美会長、長尾哲見副会長、期成同盟会の藤田元治会長(美馬市長)、藤井正助副会長(阿波市長)ら総勢16名の要望団は国土交通省、財務省、自民党本部を訪問。石井啓一国土交通大臣、鈴木馨祐財務副大臣、萩生田光一幹事長代行と面談し、「徳島自動車道の早期4車線化を」と訴えた。
提言で飯泉知事は、平成30年7月豪雨の影響で高知自動車道の立川橋(上り線)の上部工が崩落したことに触れ、「高知自動車道は4車線化されていたため、早期に通行可能となった。これが徳島自動車道だったら寸断され、大変なことになる」と危機感を滲ませ、暫定2車線区間の4車線化の緊急性を指摘。
現在、国で検討を進めている「高速道路の安全・安心計画(仮称)」に、「徳島IC~川之江東JCT間」を位置付け、かつ「速度低下」や「長期の通行止め」が発生し「交通量の多い区間」から優先的に計画的な4車線化を推進することと、早期整備に向けて地方が財政的に協力できる新たな制度創設について提言した。
これに対し、石井国交相は「4車線化の優先区間については今年度中に調査結果まとめ、進めていく方針。徳島自動車道の状況は十分認識している」と応じたほか、鈴木財務副大臣、萩生田幹事長代行も提言内容に理解を示した。