拓こう！命の未来を守る希望のみち～つなごう地域の夢を女性パワーで～【全国みちづくり女性団体交流会議2017】　25団体・関係者約150人が集結

道路整備を求める全国の女性団体が集う14回目の「全国みちづくり女性団体交流会議　２０１７拓こう！命と未来を守る希望のみち～つなごう地域の夢を女性パワーで～」（全国みちづくり女性ネット）が１月27日、東京都内で催され、25団体と関係者ら約１５０人が集結。基調講演や活動報告を通じてお互いの地域への理解を深めた。

冒頭、応援に駆け付けた野田聖子総務相が大河ドラマを例に「１００年先を見据えた西郷どんのように、女性は子々孫々の未来を考えることができる」、太田昭宏元国交相が「２００回以上新年会に出席したが、この会議が最も勢いを感じる」と述べるサプライズもあり盛会となった。

今年、事務局を務める世話人となった下北未来塾の清川わか塾長は、熊本地震の被災団体を気遣いながら１年の活動状況を報告、「顔を突き合わせて楽しく情報交換したい」と呼びかけた。

基調講演は、石田東生筑波大学名誉教授・日本大学特任教授が「ニューディールに学ぶ道路・交通イノベーション」、白石真澄関西大学政策創造学部教授が「元気の源はキョウヨウ、キョウイク～高齢者も安心して移動できるためのインフラ」。

また、参加団体が約５分ずつ沿線地域の現況や課題を紹介する「活動報告会」が行われ、道路を求める歌や、インターチェンジの小道具を手に登場する趣向を凝らした女性たちの〝要望活動〟に、来賓として招かれた国や高速道路会社の幹部らは頷いたり、メモを取りながら聞き入っていた。