[caption id="attachment_11762" align="alignleft" width="300"] 平山副知事らの要望を受け、オンラインで応える𠮷岡国交技監[/caption]
吉村美栄子山形県知事が会長を務める東北中央自動車道、日本海沿岸東北自動車道、東北横断自動車道酒田線の3建設促進同盟会は11月30日、オンラインで国土交通省、財務省、自由民主党へ合同要望を行った。
同県と福島、秋田、新潟各県、沿線市町からの10人が、国土交通省の𠮷岡幹夫技監や財務省の茶谷栄治主計局長、自由民主党の田中和徳幹事長代理に要望。災害に備えるための国土強靱化、観光誘客力を強化するための広域観光周遊ルートの形成、産業や農業の振興と物流の効率化等のため、ミッシングリンクを解消するべく、整備の推進と財源の確保等を訴えた。
3路線共通の要望項目としては、整備財源の確保のほか、重要物流道路への追加指定、並行する国道の冬期の安全確保など。
また、東北中央自動車道については、「東根北IC~村山本飯田IC」間等の早期完成、「真室川雄勝道路」や山形県内の高畠・山形PA・天童南の3スマートIC(仮称)等の整備推進、日本海沿岸東北自動車道については、「遊佐象潟道路」等の早期完成と、「朝日温海道路」や胎内スマートIC(仮称)等の整備推進、東北横断自動車道酒田線については、(仮称)庄内内陸月山連絡道路の事業手法の課題整理・検討着手等を求めた。
吉村知事の代理で出席した平山雅之副知事らの要望を受け、𠮷岡技監は、「12月には三陸沿岸道路の整備が完了するなど、東日本大震災後の復興で、太平洋側の道路ネットワークが形成された。日本海側も整備スピードを上げてミッシングリンクの解消を急がなければならない」と応えた。