[caption id="attachment_8227" align="alignleft" width="300" caption="新名神・新四日市JCT~亀山西JCT間開通を祝う通り初め"][/caption]
今年3月17日に同日開通した新名神高速道路・新四日市JCT~亀山西JCT間(延長約23㌔)と東海環状自動車道・大安IC~東員IC間(延長約6・4㌔)。開通後1カ月の交通状況として、懸案だった東名阪自動車道の渋滞が約3割と大幅に減少したことが、新名神・東環開通効果検討会議(会長=池口正晃中部地方整備局道路部長)の調べで分かった。
新名神・新四日市~亀山西間の開通後1カ月の交通量は4万4100台/日。一方、並行する東名阪道・四日市~亀山間の交通量は前年同時期の9万9000台/日から約3割減少して6万7600台/日で推移。これまで交通集中が激しかった東名阪道の渋滞発生回数が95回から21回と大幅に減少した。
新名神、東名阪道を合わせた交通量は11万1700台/日と、東名阪道のみだった頃と比べ、約1割増加した。それに対して近隣の国道1号、23号の交通量は約1割減少し、ネットワーク化による交通の分散化が図られたことが明らかとなった。
大型連休となった今年のGW期間中の新名神・新四日市~亀山西間、東名阪道・四日市~亀山間の交通量を見ると、新名神が6万2400台/日、東名阪道は8万3600台/日。東名阪道の渋滞回数は前年の16回から8回に減少した一方で、新名神を合わせた同ルート自体の交通量は約4割増加の14万6000台/日となり、三重県内全域の観光客増に大きく貢献した。
東海環状道・大安~東員間の開通1カ月後の交通量は3000台/日。既開通区間で新名神に繋がる東員~新四日市間は約4割増の8500台/日と大きな伸びを示し、ネットワーク化が早くも顕著に表れた。