NEXCO西日本は24日、新名神高速道路の川西IC(兵庫県川西市)~神戸JCT(同県神戸市)間(延長16・9㌔)が3月18日午後3時に開通すると発表した。これにより、昨年12月10日に開通した高槻JCT・IC~川西IC間(延長26.2㌔)とあわせ、高槻JCT・IC~神戸JCT間(延長約43・1㌔)が全線開通する。全体事業費は約7700億円。また、宝塚北SAに接続する「宝塚北スマートIC」(同県宝塚市)も完成する。
今回の開通により、神戸JCT~高槻JCT間の所要時間は、開通前と比べ約6分、朝夕時間帯は約10分短縮する見込みである。あわせて、ダブルネットワークの形成により、中国道・名神ルートの定時性の向上が期待される。また、新名神高速道路沿線では、物流施設等の立地が促進されており、この5年間で物流施設の立地面積の累計が約8倍増加。今回の開通で、物流の円滑化が期待され、同沿線で更なる企業立地の促進や雇用の創出が期待されるほか、アクセス性や定時性の向上により、観光の活性化などが期待される。さらに名神高速や中国道が被災した際、新名神から一般道を利用し、沿線地域への緊急輸送や復旧活動に寄与する。
宝塚北スマートICは、車長12㍍以下の全車種(大型バス含む)が24時間、上下線利用可能。総事業費は約9・5億円。