新名神3団体が合同要望 うえの財務副大臣「今後もしっかり」

[caption id="attachment_7414" align="alignleft" width="300" caption="新名神の整備促進などを求め、うえの財務副大臣に要望書を手交"][/caption]

鈴木英敬三重県知事が会長を務める新名神高速道路三重・滋賀建設促進県民協議会と、同道路建設促進期成同盟会、末松則子鈴鹿市長が会長を務める同道路三重県区間建設促進期成同盟会は11月19日、国土交通省と財務省を訪れ、新名神高速道路の整備促進と早期完成を求めるため、合同要望を実施した。

鈴木知事と末松鈴鹿市長、櫻井義之亀山市長、伊藤徳宇桑名市長ら要望団は、国土交通省の阿達雅志大臣政務官と池田豊人道路局長と面談。要望は、新名神三重県区間の今年度中の開通と早期全線供用、鈴鹿PA・スマートICの本線との同時供用、亀山西JCTのフルJCT化についても早期整備を訴えた。

鈴木知事は「今年度の開通で渋滞が約9割解消する見込みであり、企業の生産性向上、観光客の増加が期待できる。また、鈴鹿PAは高台にありヘリポートも整備されるため、災害時、高速道路網を活用した救援、受援活動の拠点として利用されることも期待している」と開通効果を説明した。

阿達政務官は「近畿圏と中部圏を結ぶ重要な物流道路であり、生産性向上に大きく寄与することから、着実に整備を進めていく」と述べた。池田道路局長は「三重県内の工事も最終段階にきている。開通目標に向け最後までやりとげたい。亀山西JCTのフルJCT化についても早くできるよう進めていく」と前向きな考えを示した。

続いて、財務省への要望には越直美大津市長も参加し、うえの賢一郎財務副大臣に滋賀県側の2023年度開通区間の早期整備、新名神・大津スマートICの本線同時供用を訴えた。

うえの財務副大臣は「重要性は充分に理解している。今後もしっかりと応援していく」と力強く述べた。

パーマリンク