国土交通省紀南河川国道事務所は7日、和歌山、三重県境の熊野川をまたぐ一般国道42号新宮紀宝道路(紀宝IC~新宮北IC間)延長2・4㌔が12月7日午後3時に開通すると発表した。
新宮紀宝道路は、熊野川河口大橋(821㍍)を含む幅員12㍍の2車線、設計速度80㌔/時の自動車専用道路。2013年度に事業化、17年度に工事着手していた。南海トラフ地震を想定し、
津波等の浸水に対して場所によって海水面から15㍍ほどの高さを確保。災害時は緊急輸送道路や、一時的な避難場所としての活用も想定されている。
岸本周平和歌山県知事は「紀伊半島一周高速道路の一部である本道路の開通は大変喜ばしい限り」、一見勝之三重県知事は「災害時におけるネットワークの確保、輸送時間の短縮による観光活性化など様々な効果に期待している」などとコメントを発表した。