NEXCO中日本東京支社は、神奈川県内の新東名高速道路・厚木南IC~伊勢原JCT間(延長約4㌔)が3月17日に開通してから1カ月の交通状況をまとめ、発表した。
開通した厚木南IC~伊勢原JCT間の交通量は1・1万台/日で推移。一方、並行する東名・厚木IC~伊勢原JCT間の交通量は約0・6万台減少して10・4万台/日となった。東名と新東名との交通分散が図られたことに加え、厚木IC・厚木南IC~伊勢原JCT間の東名・新東名の断面交通量も約0・5万台/日増加(11・5万台/日)した。
今回の新東名の開通で、圏央道~伊勢原JCT間のダブルネットワークが形成された。東名(上り)では経路の選択肢が増え、新東名経由での圏央道利用や、厚木ICから厚木南IC利用に交通が転換すること等から、東名の渋滞緩和が見られた。
沿線の物流企業からは「下り方面に向かう車両は、今回開通した区間を利用することで、時間短になっている」「上り方面に向かう車両のうち、伊勢原JCT経由で厚木南ICを流出する車両が増えると、東名の厚木IC出口の渋滞が解消するのでは」など、渋滞緩和を期待する声が多く寄せられている。