新東名一部6車線化へ 新静岡~藤枝岡部(上)、長泉沼津~藤枝岡部(下)

[caption id="attachment_9872" align="alignleft" width="300" caption="7月16に理に一部6車線化がスタート。新東名の機能強化が期待される"][/caption]

NEXCO中日本が整備を進めている新東名高速道路・御殿場JCT~浜松いなさJCT間(延長約145㌔)の6車線化事業のうち、新静岡IC~藤枝岡部IC間上り線(約19㌔)と、長泉沼津IC~藤枝岡部IC間下り線(約72㌔)の6車線運用が7月16日10時、始まった。9月から予定されている東名高速道路のリニューアル工事を前に、待望の一部6車線化が実現した格好だが、同社東京支社では「今回先行して片側3車線にした区間は、新東名でも渋滞が発生していたところであり、スムーズな流れが期待される」としている。

7月16日午前9時頃、カラーコーンの回収が始まり、10時に上下線とも3車線目が開通した。新型コロナ感染症防止対策で減少傾向にある交通量の中、大型車両の交通は回復基調にあり、当日利用されたトラック等のドライバーからは「車線数が1・5倍になるので6車線の効果は大きい」「混雑緩和が図られるのでは」と歓迎する声が寄せられた。

新東名・御殿場JCT~浜松いなさJCT間の6車線事業は、18年6月に閣議決定された「未来投資戦略2018」において、物流の生産性向上等のために講ずべき施策として位置付けられ、同年8月、国交省がNEXCO中日本に対して事業許可を行った。残る区間についても鋭意事業が進められ、今年度中には全区間の6車線運用が予定されている。

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