2日に促進大会 新東名3県知事 早期全線開通を強力に要請 

[caption id="attachment_2354" align="alignleft" width="300" caption="太田国交相に「東京五輪に向け全線開通を」と大村会長、川勝静岡県知事、黒岩神奈川県知事"][/caption]

新東名高速道路建設促進協議会(会長=大村秀章愛知県知事)は2日、都内で促進大会を開催し、計画通り浜松いなさJCT~豊田東JCT間の年度内開通とともに、懸案の海老名市~御殿場市間について20年を目途に早期開通を求める決議案を満場一致で採択。愛知県、静岡県、神奈川県、名古屋市、静岡市、浜松市の加盟県市の連携を更に深め、新東名が果たすストック効果を更に高めていくこと等を確認した。

大会に先立ち、大村会長と副会長の川勝平太静岡県知事、黒岩祐治神奈川県知事は国交省を訪れ、太田昭宏国土交通大臣への要望活動を実施した。

大村会長は「新東名の建設が進む地域では、モノづくりを中心とした産業集積が図られている」として、経済・観光面を中心に新たな需要の創出と雇用拡大が進む現状を示しながら顕著なストック効果の状況を説明。「繋がってこそ最大限の効果を発揮する。東京五輪に向け、神奈川・静岡県区間の整備促進を」と訴えた。

要望を受け、太田国交相は浜松以西の愛知県区間について「計画通り進め、桜の咲く前に開通させる」と年度内開通を確約。「新東名の開通により富士山静岡空港もインバウンドも多いと聞く。神奈川県区間はこれからだが、しっかり進める」と語った。

大会では、NEXCO中日本担当者が今年度末開通予定の浜松いなさ~豊田東間について工事が順調に進んでいることのほか、神奈川県区間の秦野~御殿場間において用地買収が7割進捗している状況を報告。内田康宏岡崎市長が朗読、採択された決議の実現に向け、一致団結して取り組むことを誓い合った。

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