社会資本整備審議会道路分科会の事業評価部会は2日、新東名高速道路の静岡県区間、御殿場JCT~浜松いなさJCT間の6車線化整備を「妥当」と評価。整備計画を変更して取り組むことを了承した。今後、社整審への報告を経て、国土交通大臣の事業許可の運びとなる。
御殿場~浜松いなさ間は延長145㌔で、うち55㌔は6車線で運用中。残る89㌔が暫定4車線となっているが、将来の6車線化を想定して余裕のある幅員を確保するなど、改修工事に対応できる構造となっている。事業費は約900億円。
3日の閣議後の会見で石井啓一国交相は「目標として、概ね2年後から順次供用することを見込んでいる」と説明。「新東名、新名神については、政府の未来投資戦略を踏まえ、6車線化など既存ストックを活用した機能強化が必要」として、その先駆けとして新東名の6車線化に取り組む姿勢を強調した。