日本海国土軸の形成に向け 予算確保と整備手法拡充を 山陰近畿道整備推進決起大会

[caption id="attachment_2723" align="alignleft" width="300" caption="谷垣自民党幹事長らに整備促進を求める要望書を手交"][/caption]

日本海側唯一の高規格幹線道路網の空白地帯をつなぐ山陰近畿自動車道の整備を求める「山陰近畿自動車道整備推進決起大会」が17日、参議院議員会館で行われ、鳥取県、兵庫県、京都府を結び日本海国土軸を形成する山陰近畿道の早期整備を訴えた。大会は山陰近畿自動車道整備推進議員連盟(会長=石破茂地方創生大臣)、山陰近畿自動車道整備推進協議会(会長=山田啓二京都府知事)が主催。

山陰近畿道は鳥取県鳥取市~京都府宮津市を結ぶ総延長約120㌔の地域高規格道。同道を構成する京都府内の大宮峰山道路が国の直轄権限代行により新規事業化される一方、兵庫県と京都府をつなぐ佐津~網野間は未事業化となっているなど、全体の供用率は23%と整備の進捗はこれからの段階にある。

こうした状況を踏まえ、挨拶に立った石破会長は「山陰近畿道は日本にとって重要な路線にもかかわらず、なぜ整備が遅れているのか。日本海国土軸に欠かせない山陰近畿道の整備は正当な主張であり、予算確保、整備手法の拡充に向け全力で取り組む」と決意表明した。

大会では、駆けつけた谷垣禎一自民党幹事長、石破会長、森昌文国交省道路局長に対し、山田京都府知事、井戸敏三兵庫県知事、平井伸治鳥取県知事が整備促進を求める要望書を手交。早期ネットワーク化へ思いを一つにした。

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