日本海沿岸の国土軸を担う日本海沿岸東北自動車道の早期整備を実現させるため、日東道3団体は14日、東京・平河町のルポール麴町で建設促進大会を開催。交流人口の拡大、効率的・安定的な物流ルートの確保による企業立地の促進、そして激甚化・頻発化する自然災害から地域住民を守る「命の道」として「1日も早い全線開通は地域の総意」と気勢を上げた。
大会は日本海沿岸東北自動車道建設促進新潟地区期成同盟会(会長=高橋邦芳村上市長)、日本海沿岸東北自動車道等建設促進庄内地区期成同盟会(会長=矢口明子酒田市長)、日本海沿岸東北自動車道建設促進秋田地区期成同盟会(会長=湊貴信由利本荘市長)の3団体が主催。
矢口酒田市長の開会挨拶に続き、主催者挨拶に立った高橋村上市長は「元旦の能登半島地震をはじめ、北陸から東北にかけて豪雨災害が発生するなど、未曽有の自然災害に見舞われた。リダンダンシーの確保のため、災害に強い高速道路の完成は急がなければならない」と指摘。「特に冬季降雪の時期がこれから始まる。日東道の完成は地域の悲願」と訴えた=写真=。
大会では、事業中の朝日温海道路、遊佐象潟道路等の早期整備と国土強靱化の推進、来年度道路関係予算の確保を求める決議案を満場一致で採択。日東道の完成と予算確保に向け、結束して取り組んでいくことを誓い合った。