早期全線開通で気勢 能越道建設促進期成同盟会総会

能越自動車道建設促進期成同盟会(会長・角田悠紀高岡市長)は7月5日、同市のホテルニューオータニ高岡で2023年度総会=写真=を開き、能越道全線の整備促進や早期完成の実現を求めることなどを決議した。総会には、富山、石川両県の沿線自治体の首長や議会関係者ら約50人が出席した。

決議には、▽長期・安定的に道路整備・修繕を進めるための新たな財源の創設と24年度道路関係予算総額の満額確保▽ポストコロナ社会の持続的な経済成長に向け、落ち込んだ地域経済を下支えするため23年度道路関係予算の早期執行▽能越道の全線開通に向けた整備促進と高岡IC以北の暫定2車線区間の事故渋滞対策の促進▽防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に必要な予算・財源を例年以上の規模で確保するなど4項目を盛り込んだ。

冒頭、会長の角田悠紀高岡市長が「一日も早い全線開通を目指す」と挨拶し、山本徹富山県議会議長らが祝辞を述べた。

また、この日、国土交通省金沢河川国道事務所の桑島正樹所長は、会の直前に公表された能越道・のと里山空港IC~のと三井ICの4・7㌔の開通が9月16日に決定したと報告。「残された区間についてもできるだけ早い供用を迎えられるよう一生懸命頑張っていきたい」と着実な工事推進への意欲を語った。

パーマリンク