[caption id="attachment_13005" align="alignleft" width="300"] 昨年12月に行われた着工式。飯泉徳島県知事は「徳島道4車線化の1日も早い完成を」と語った[/caption]
NEXCO西日本四国支社は昨年12月3日、徳島県美馬市の徳島県立西部防災館で、徳島自動車道・脇町IC~美馬IC間(延長11・5㌔)のうち、一部区間(延長約4・8㌔)の4車線化事業着工式を開催した。
脇町IC~美馬IC間の4車線化事業は防災・減災対策を目的に2019年3月に事業化。今回の約4・8㌔は同区間で初の着手となる。施工は奥村組土木興業、工期は26年5月11日まで。
式典には、飯泉嘉門徳島県知事や美馬市の岡建樹副市長、NEXCO西日本の芝村善治代表取締役副社長執行役員、同社松本浩志四国支社長、国土交通省の荒瀬美和四国整備局長、山口俊一衆院議員ら国会議員など関係者約160人が出席し、鍬入れとともに万歳三唱をし、工事の安全と1日も早い完成を祈念した。
主催者挨拶で芝村代表取締役副社長執行役員は「異常気象による影響は高速道路も例外ではなく、のり面崩落などの災害が発生した際、4車線区間で被災しなかった車線を一部対面通行にすることで早期に交通解放できる。高速道路は本来の4車線化以上が必要と改めて認識した」と述べた。飯泉知事は「徳島道全線の約7割が対面通行区間で定時性や安定性に問題が生じている。今回の着工区間の工事の安全と徳島道の4車線化事業の1日も早い完成をお願いする」と祝辞を述べた。
なお、着工区間の東側に位置する土成IC~脇町IC間(延長18・8㌔)で実施中の4車線化事業については、脇町IC付近から東へ約7・5㌔区間は21年3月に4車線化が完成、20年に事業化した土成IC付近から西へ約7・7㌔区間は、早期完成に向け整備が進められている。