国土交通省北海道開発局網走開発建設部(村上昌仁部長)は25日、旭川・紋別自動車道の丸瀬布遠軽道路(延長18㌔)のうち、遠軽瀬戸瀬IC~遠軽IC間(延長6・8㌔)が12月21日午後3時に開通すると発表した。開通記念式、通り初め式は詳細が決まり次第発表する。
旭川・紋別自動車道は、比布町を起点に遠軽町を経由し紋別市に至る延長約130㌔の高規格幹線道路。北海道縦貫自動車道と一体となり、札幌市や旭川市とオホーツク地域を結ぶ高速ネットワークを形成。今回の開通により、総延長約98・5㌔(整備率約76%)が開通する。
旭川市~紋別市間の所要時間は、旭川・紋別自動車道の開通前と比べ、夏期で47分、冬期で55分短縮すると試算されている。
旭川・紋別自動車道は全国漁獲量の約4割を占めるオホーツク産ホタテの主要な輸送ルートとして活用されており、延伸とともにオホーツクのホタテ産業の振興に貢献しているほか、道央圏とオホーツク圏との周遊性向上により、冬期の流氷観光や春期の花観光の活性化などが期待される。