福岡、佐賀、長崎県と福岡市で構成される西九州自動車道建設推進協議会(会長=中村法道長崎県知事)は6日、長崎市ルークプラザホテルで、16年度総会を開催した=写真=。
総会には、福岡県の山﨑建典副知事や長崎県の里見晋副知事、佐賀、長崎両県議会議長ら協議会メンバーと国土交通省九州地方整備局など関係者29人が参加。今年度歳入歳出予算案と、西九州自動車道の早期完成に向け、政府、関係機関等に対し、要望活動を展開していくなどの事業計画案を可決した。
長崎県の里見副知事「西九州自動車道は全体計画のうち約3割が未供用であるため、その効果が充分に発揮されず、地域が持つポテンシャルを活かしきれていない状況。未供用箇所の1日も早い整備をお願いしたい」と会長である中村長崎県知事の挨拶を代読した。
九州西北部地域は、玄海原発から30㌔圏内の地域を有することから、避難・輸送経路の確保は極めて重要であり、西九州自動車道の未整備区間が早期に解決されることが重要。道路整備に必要な財源の確保と予算の重点配分を行うこと、今宿道路、唐津伊万里道路、伊万里道路、伊万里松浦道路、松浦佐々道路など事業中区間の一層の整備促進などを盛り込んだ要望案は、満場一致で承認された。