本四高速は4日、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」で、3月末に期限を迎える自転車通行料金の無料化を2年延長すると発表した。無料化の費用を一部負担している広島、愛媛両県が継続を求めていた。
瀬戸内しまなみ海道では因島大橋、生口橋、多々羅大橋、大三島橋、伯方・大島大橋、来島海峡大橋の6橋に自転車歩行者道があり、通行料は片道で計500円。これを本四高速では企画割引「しまなみサイクリングフリー」を実施し、2014年7月から無料としていた。
瀬戸内しまなみ海道は、CNNの旅行情報サイトで「世界で7つの素晴らしいサイクロンロード」の1つに選ばれるなど、国内外から高い評価を得て、サイクリストからは「サイクリストの聖地」とされている。19年には、国土交通省からナショナルサイクルルートに指定された。
本四高速では「引き続き広島県、愛媛県とともに瀬戸内しまなみ海道の一層の利用促進に向けた取り組みの検討、実施を進めていく」としている。