来賓各氏から力強い言葉 岸田政調会長「4車線化、10年で完成させる気迫で」会場1200人総立ちで決議手交


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第55回総会には国土交通省から大塚高司副大臣、工藤彰三政務官、田中英之政務官、来賓として谷公一衆議院国土交通委員長、岸田文雄自民党政調会長、井上義久公明党副代表、衛藤征士郎高速道路建設推進議員連盟会長が出席。全国から整備を求める市町村長168人も駆けつけるなど総勢1200人が会場に集結、熱気に包まれた。


主催者を代表して登壇した尾﨑会長は「高規格幹線道路網1万4000㌔の早期完成、暫定2車線区間の4車線化、維持管理など、高速道路の問題は全国的な課題」と挨拶。近年の災害において高速道路が果たした役割、豪雨災害で4車線であったがために救われた事例、予防保全の重要性等について語った尾﨑会長は「予算編成期に向け、諸問題解決に必要な道路予算の確保、新たな財源の創設へ団結して取り組む」と誓った。


来賓挨拶では、大塚国土交通副大臣が「昨年の豪雨災害、北海道胆振東部地震等の自然災害で、高速道路は改めて命の道として認識された。着実に整備を推進し、活力ある国づくりを目指す」と挨拶。また、谷衆院国土交通委員長、岸田自民党政調会長、井上公明党副代表、衛藤議連会長からは今後の整備や維持管理に不可欠な予算確保に向け、力強い挨拶が続いた。


岸田政調会長は「防災の観点から国民の命や暮らしを守るため、道路予算、財源の問題と真剣に向き合っていかなければならない。暫定2車線の4車線化についても10年で完成させるという気迫を持って努力することが重要」と与党の責任で取り組む姿勢を強調した。


総会では佐竹秋田県知事、長崎山梨県知事、杉本福井県知事、丸山島根県知事、新原呉市長が意見発表を行い、また北海道ブロックを代表して辻直孝北見市長が決議を朗読した。


会場総立ちの中行われた決議手交で、大塚副大臣は「道路関係予算の拡充、何としても勝ち取る思いで頑張る」と語り、大きな拍手に包まれた。


最後に鈴木副会長(三重県知事)が「令和の時代に1日も早く1万4000㌔を完成させなければならない。新たな財源の確保、道路予算の拡大に向け、皆の力をフルに活用して取り組もう」と呼びかけ、国政に全高速決議をしっかり伝えていくことを誓い合った。



全国高速道路建設協議会第55回総会決議


高規格幹線道路網一万四〇〇〇キロメートルは、我が国の産業発展に資するとともに、大規模災害時における広域支援ルートとして国民の命を守る社会資本の要である。


利用の信頼性と安全性が高い高速道路ネットワークの構築に向け、ミッシングリンクの解消及び暫定2車線区間の4車線化などを早期に実現し、ストック効果の早期発揮につなげるとともに、安全・安心対策、国土強靱化や老朽化対策を着実に推進するため、全国高速道路建設協議会では、地方の総意として、次の事項を強く要望する。


一、高規格幹線道路網一万四〇〇〇キロメートルの早期整備


一、事業中区間の整備スピードアップと開通時期の早期提示


一、未事業化区間の計画段階評価などの速やかな実施と早期事業化


一、地域の実情を反映させた「安全・安心計画(仮称)」を策定した上で、暫定2車線区間の4車線化や正面衝突事故防止対策、逆走対策をはじめとする安全対策の早期実現


一、物流の主要幹線である新東名・新名神の6車線化や休憩施設の拡充等による機能強化


一、跨道橋等の横断構造物も含め、高速道路ネットワークの耐震強化


一、大規模更新・大規模修繕の計画的な実施


一、大都市周辺の恒常的な渋滞区間におけるピンポイント渋滞対策等の実施


一、アクセス道路を含めたスマートICや民間施設直結スマートICの整備、一時退出サービスの拡充、SA・PAの整備・防災拠点化など地域との連携


一、高速道路のナンバリングなど訪日外国人旅行者も含めた利用者が安心して快適に高速道路を利用できる環境の整備


一、国が管理する無料の高速道路における維持管理を確実に実施するための予算の確保


高速道路ネットワークの整備や頻発する災害に備えた防災・減災対策、老朽化対策を含め、長期安定的に道路整備・管理が進められるよう、新たな財源を創設するとともに、令和2年度予算では道路関係予算を拡大した上で、所要額を確保すること。


令和元年五月二十一日


全国高速道路建設協議会

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