東九州・九州中央道早期整備へ 官民一体で政府・各省庁に訴え

[caption id="attachment_13484" align="alignleft" width="300"] 両自動車道の早期整備に向け「がんばろう」を三唱する出席者[/caption]

東九州自動車道建設促進宮崎県央北部期成会、九州中央自動車道建設促進期成会は5月22日、宮崎県延岡市のエンシティホテル延岡で、2023年度総会を開催。両自動車道の早期整備などの実現に向け、官民一体となって政府・関係省庁へ強く訴えていく今年度の事業方針を承認し、出席者全員で「がんばろう」三唱で気勢を上げた。

総会には、両期成会の会長を務める読谷山洋司延岡市長をはじめ、十屋幸平日向市長など沿線市町村の首長や県・市町村議会議員など関係者約90人が出席。冒頭の挨拶で読谷山延岡市長は「東九州道は暫定2車線が多く、細島港など物流拠点への定時制確保、物流の効率化、安全性を高める観点からも早期4車線化は喫緊の課題。また九州中央道には未事業化区間が残されており、両自動車道をはじめとする高速道路網の早期整備に向け、全力を尽くしていく」と述べた。

議案審議では、22年度事業・収支決算報告、23年度事業計画案・収支予算案を了承。決議では、東九州道は、日向~都農間、高鍋~西都間、西都~宮崎西間の早期4車線化、国道10号延岡南道路、門川~日向間、都農~高鍋間、宮崎西~清武南間の4車線化優先整備区間への追加選定、さらに東九州道利用促進のため、延岡南道路の課題解決に努めるよう要望。

また、宮崎県と熊本県を結ぶ九州中央道は、総延長95㌔のうち開通率は約32%、未事業化区間は約23㌔残されていることから、平底~蔵田間の計画段階評価の早期着手、清和~蘇陽間の早期事業化などとともに、公共事業関連予算の増額や道路関係予算の所要額の確保などを求め、満場一致で採択した。

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