国土交通省宮崎河川国道事務所(神山泰所長)は12月20日、東九州自動車道の清武南IC~日南北郷IC間(延長17・8㌔)を、22年度に開通する見通しになったと発表した。
19年6月に九平トンネルの覆工が完成、同年11月に寺山一号橋の上部工の製作が完了するなど、本線完成に関わる全ての大規模構造物の工事工程の目途がたった。
加えて、芳ノ元トンネル周辺の地すべり対策において、これまで頭部排土工などの各種対策を実施しており、同年8月の東九州道(清武~北郷)トンネル施工検討会において、これまでも地すべり変位が収束傾向であること、トンネルの覆工に変状が見られないことなどを踏まえ、開通が可能であると了承された。
これらを受け、残る工事工程を精査した結果、引き続き、芳ノ元トンネル周辺の地すべり対策が順調に進捗した場合の条件付きで、開通見通しの発表となった。