[caption id="attachment_12215" align="alignleft" width="200"] 現地で催された久寿玉開披・テープカット[/caption]
東京方面からの入口も移設 全車種通行可能 地域発展に弾み
埼玉県蓮田市とNEXCO東日本関東支社が事業を進めていた東北自動車道・蓮田スマートIC(上)が4月24日午後3時、出口の新設と入口の移設を果たし、全車種対応として開通した。
今開通により蓮田スマートICは普通車限定で開通済みの東京方面出口(下)を加えた3/4方向が完成。蓮田市が描く「四季かおる つながり 安心 活きるまち」に大きく前進した。
開通に先駆け、新設ICで催された開通式典には、地元選出国会議員や沿線首長、関係者約80人が参集し、地元小学生による鼓笛演奏に続いてくす玉割などが行われた。2006年の就任以来、スマートICの開通へ注力してきた中野和信蓮田市長は、「スマートICを活かした新たなまちづくり、さらなる地域経済発展などにも弾みがつくものと確信している。今後は下り線専用のサービスエリア大改築にあわせ、スマートICの下り線の出入り口の整備にも積極的に取り組んで参りたい」と挨拶。
来賓の土屋品子衆議院議員は「地域経済とともに、大型車が使えるということで環境問題にも非常に寄与することになり、まさに万々歳の開通式」と喜び、「これからの私たちの課題は今の3/4方向を4/4方向にすること」と力強く語った。
NEXCO東日本関東支社によると、残る宇都宮方面入口の整備は、2019年まで営業していた旧蓮田SA(上)と既存の蓮田SA(下)を活用して今後数年にわたって実施する予定となっており、これまでにない手法を取り入れた事業として注目を集めそうだ。