東名・足柄スマートIC 開通1年後の交通状況

NEXCO中日本東京支社と静岡県小山町は9月25日、昨年3月9日に開通した東名高速道路・足柄スマートICの開通1年後の交通状況と整備効果を取りまとめ発表した。

同社の集計結果によると、足柄スマートICは、1日全日平均で2600台の利用があり、休日は、平日平均の約1・7倍の3500台利用されていることから、観光目的による利用が多い特性がわかった。

また、開通後1年間の足柄スマートICと、隣接するIC全体の1日平均利用台数は800台増加した。御殿場ICの1日平均利用台数は1600台、大井松田ICは200台減少するなど、利用ICの分散が図られ、御殿場ICの渋滞発生回数が5割以上減少。渋滞区間を回避してのアクセスが可能となったことから、御殿場市から東京方面への所要時間は約6分、小山町から名古屋方面は約11分短縮した。

さらに、FUJI SPEEDWAYから大井松田ICまでの休日ピーク所要時間が最大約16分短縮したほか、足柄スマートICを利用し、第三次医療施設までの救急搬送時間が5分短縮した。

小山町内企業26社に実施したアンケート結果では、足柄スマートIC開通後は約5割の企業が同スマートICを利用する結果になり、移動時間の短縮で、物流や事業活動の効率化、労働時間の改善を実感している多くの声があった。

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