東温スマートIC3月23日開通 松山自動車道・川内~松山間

[caption id="attachment_14374" align="alignleft" width="300"] 東温スマートIC(完成予想図)[/caption]

愛媛県東温市とNEXCO西日本四国支社は2日、松山自動車道の川内IC~松山IC間(延長12・0㌔)に建設を進めていた「東温スマートIC」を3月23日午後3時に開通すると発表した。

東温スマートICは、川内ICから3・4㌔、松山ICから8・6㌔の地点に設置され、市道高速側道1号線と市道高速側道2号線に接続。ETC搭載の全車種が24時間全方向利用できる。2018年8月10日に連結許可、22年2月28日に工事着手。全体事業費は約42・8億円(東温市約12・5億円、NEXCO西日本約30・3億円)。

東温スマートICの開通により、周辺の工場等から高速道路へのアクセス性が向上し、物流面から企業活動を支援。田窪工業団地など新たな工業団地から高速道路ICへ所要時間が10分短縮し、企業誘致の促進が期待される。また、東温市周辺の高度な医療施設への搬送時間短縮や、陸上自衛隊松山駐屯地や愛媛県警察機動隊基地から高速道路への最短経路を形成し、災害時の救援活動を支援するなどの整備効果が期待される。

開通発表を受け、中村時広愛媛県知事は「救急医療体制や防災力の強化が図られ、県民の安全・安心の確保につながるほか、高速道路へのアクセス向上による輸送コストの削減、近隣の工業団地等への企業立地の促進など、地域経済の活性化にも寄与するものと期待している」とコメントした。

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