中部縦貫自動車道「永平寺大野道路」の永平寺ＩＣ（福井県吉田郡永平寺町）～上志比ＩＣ（同町牧福島）間（延長５・３㌔）が７月８日午後４時、暫定２車線で開通する。これにより、永平寺大野道路（延長26・４㌔）は全線開通する。
永平寺大野道路周辺地域の主要観光地では近年、観光客数が増加。同道路の全線開通により、観光地へのアクセスが向上し、さらなる観光振興を支援するとともに、交通の利便性が高まることから、企業立地の促進が期待される。
また、04年７月に発生した集中豪雨（福井豪雨）時、並行する国道１５８号で冠水や崩落が発生。国道４１６号に交通が集中し渋滞が発生していたが、同道路が全通したことで、災害時・異常気象における地域間の連携強化と、安定的な交通の確保に貢献する。
永平寺大野道路が全線開通し、今後、大野油坂道路を整備することにより、高速ネットワークを形成し、北陸・関西・中京地方の各都市間の連携強化を支援。名神高速道路・北陸自動車道において、大雨や大雪による通行止めが発生した場合や災害時には、代替路・迂回路としての機能の発揮が期待される。
