紀伊半島一周の早期実現を 国交省に整備促進訴える 近畿道紀勢線建設促進協議会

[caption id="attachment_5921" align="alignleft" width="300" caption="高橋政務官と要望書を手交する鈴木三重県知事と仁坂和歌山県知事"][/caption]

近畿自動車道紀勢線建設促進協議会(会長=鈴木英敬三重県知事)は11月29日、未だミッシングリンクが残されている紀勢線の早期整備を訴える要望活動を実施した。

国土交通省を訪れた鈴木会長、仁坂吉伸副会長(和歌山県知事)は高橋克法政務官に「近畿自動車道紀勢線の紀伊半島一周の早期実現を求める要望書」を手交。発生が危惧される南海トラフ巨大地震などの大規模災害の備えとして国土強靭化の取り組みが急がれるとともに、紀伊半島の活性化による地方創生に不可欠な紀勢線の重要性を訴えた。

具体的には、事業中区間のすさみ串本道路、新宮紀宝道路、熊野道路、熊野尾鷲道路(Ⅱ期)の事業推進を求めたほか、未事業化区間の串本~太地間、新宮~新宮北間、紀宝~熊野間の18年度中の新規事業化を要請。加えて、渋滞が著しい有田~南紀田辺間の早期4車線化の必要性も提言した。

鈴木会長、仁坂副会長の訴えに聞き入っていた高橋政務官は「紀伊半島は南海トラフ巨大地震の危険にさらされており、紀勢線は早期に繋げなければならない」と、要望実現に理解を示した。

パーマリンク