和歌山県の日高、有田両地方、田辺市の3市9町で構成する「近畿自動車道紀勢線有田南紀田辺間整備促進協議会」(会長=柏木征夫御坊市長)は1月28日、国土交通省や自民党本部を訪問し、有田~南紀田辺間(延長46.6㌔)の4車線化の早期実現を求める要望活動を行った。
協議会会長の柏木御坊市長をはじめ、副会長の中山正隆有田川町長、真砂充敏田辺市長ら各市町の首長や、議会議長12人が参加し、国土交通省の森昌文道路局長や、鶴保庸介参院議員と面談。
要望では、海南~有田間の4車線化で、慢性的な渋滞は大きく改善したものの、有田~南紀田辺間では、全国有数の交通量がさらに増加し、新たな渋滞が発生していると説明。交通渋滞を解消し、対面通行に起因する重大事故の防止のためにも、有田~南紀田辺間の1日も早い4車線化を訴えた。また、串本~太地間、新宮~熊野間の未事業化区間の早期新規事業化、新宮紀宝道路、すさみ串本道路の用地取得の推進と早期工事着手を要望した。
続いて自民党本部の二階俊博総務会長を訪問した要望団は、要望書を手交。二階総務会長は要望に対し「紀伊半島一周の高速道路と言っても誰も驚かなくなった。紀伊半島一周の実現が迫ってきた」と述べた